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思い出の詰まった桐箪笥、きれいな色は甦るの?

かつてのお嫁入道具の代表的なひとつ「桐箪笥」。
年月が経つにつれて、だんだんと黒ずんでくることがあります。
削り直しをして黒ずみをとり、きれいな色は甦るものでしょうか?

桐という木は、吸湿性、吸水性がバツグン。
熱の伝導率も小さいので、多少のボヤ程度の火なら
表面が炭化して焦げるだけで、中身が燃えずに済むために
昔から、貴重品や着物など、大切なものをしまうのに使われてきました。

柔らかな素材で加工しやすく、狂わず割れにくいのも特徴です。
おまけに、塗料を塗らなくても、表情が美しいためヤシャ仕上げです。
柔らかくて、塗膜がない「桐」だからこそ
削りなおして、キレイを取り戻すことも可能です。

削り直しには、次のような2つの方法があります。

1、箪笥をバラバラの部品にして、それぞれを削り直し、元通りに組み立てる方法

2、箪笥の表面だけを削りなおす方法


1のほうが本格的なのは、言うまでもありませんね。
どちらを選ぶかは、汚れ具合、傷の深さ、そして予算と相談して決めることになります。
最近は、使い捨てが増えて、資源問題、ごみ処理問題が大きくなっています。
丁寧な補修で、長く使える工夫は、もっと見直されていいことだと思うこの頃です。

私たちは長年家にある、愛着のある家具やタンスなど、
捨てるには勿体ないものを再生し、思い出と共に生まれ変わらせています。

家族の歴史や愛着など「積み重ねられた時間」が詰まっている
良い家具ほど永く使って欲しい、
積み重ねられた家族の時間を壊したくない…
そのようなお悩みがある方は是非一度ご相談ください!

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